モリタ屋について

モリタ屋は明治2年、「盛牛舎森田屋」として森田卯之助によって創業されました。明治天皇自ら食して牛肉を奨励し、明治維新間もない文明開化の時代。進取の気風に富んだ京都では、牛肉を食べる新しい食文化が全国でもいち早く広まったといわれています。「モリタ屋」は、そんな京都で初の牛肉専門店として創業され、150有余年、6代にわたり、最高品質の牛肉を提供し続けてまいりました。

 

大正元年、大正天皇の即位式には特選の牛肉と森田牧場の牛乳を御献上し、その後も宮内省、陸軍省の御用達を許されるなど大変な栄誉に預かりました。当時は牛肉の卸売と共に市内に牧場を設け、乳牛の搾乳と販売もするという記録が残っております。古都京都が誇る伝統祭事であり京の三大祭の一つでもある「葵祭」、北野天満宮の「瑞饋祭」にはモリタ屋牧場の牡牛が御輿牛として奉仕することもありました。

より良い品質を安定供給するため、またお客様により安全安心な食品をお届けしたい思いから、京都牛の繁殖・飼育牧場の経営を開始、さらに、食品専門のフードマーケットや、牛肉料理を専門とする飲食店の展開により、生産から仕入、加工、販売にいたるまで、食肉を一貫したシステムで供給する企業となりました。

明治2年の創業以来、食品の生産、販売に携わる企業として、安全・安心・ハイクオリティな商品の供給と真心のこもった顧客サービスを理念とし、これからの新しい時代、多様な価値観にも対応してまいります。

すべては美味しい笑顔のために